楽しみにするけど待たない生き方をペルー事情を交えてお届け!
今日、一年七か月前に日本で母親が買ってくれたあれこれが届きます!いや、予定です^^;
この国、何が起こるかわかりません。予定が予定通りに進むのが日本の標準。こっちの標準は
”予定なんてあってないようなもの、その通りに行ったらラッキーやな。ちゅうかそもそも予定なんて組まないし、予定っぽい話してても「そうなったらえぇなぁ~」って言う空想的なもので、約束もそもそも守られないと思っていてちょうどいい”
だと思っています。笑 なので、ホンマに届くかどうかは届いてからわかるのです。
ちなみに、スペイン語には”ojalá”(オハラー)という言葉があります。「どうか…でありますように」っていうニュアンスで、例えば
「Ojalá ya no llueva」もう雨が降りませんように
とか言います。今年はエルニーニョ現象が発生して大洪水や緩んだ地盤からの巨大岩の落石などの災害があちこちで起こったので、この言葉をよく聞きました。
これはアラビア語から来てる言葉なんですって。「もし神様が望むなら…」という意味なんです。神様=アラーの神ですね。
なので、神頼み的な感じの言葉なんですけど、この国の人たちは「こうする!」とか「予定通りに進めるぞ!」とかいうよりも「ojalá、もし神が望むなら…」で生きてる印象が強いです。いい悪いじゃなくて、そういう文化やってコトです。
そやけど日本でそんなこと言うたら「そうなったら良いなじゃないんだよ、キミがそうするんだよ!」と言われそうですよね。
私はこの国へ来てその予定のなさに”うまくいかないんじゃないか”とハラハラしたし、荷物を運ぶ予定があった時にはトラックの予約すらしないことに心配で仕方なかった。日本だったら当日予約って厳しいですよね。でも、こっちは当日そこにいるトラックに値段交渉してお願いするのが”普通”だったのです。そしてそれでうまく物事が進むんです。もしトラックが捕まらなかったら予定をずらすか他の方法を探すか。そういう意味では、フレキシブルに対応できる能力に長けてるとも言えますよね。
さらに余談ですが、こんな風に”日本の普通”と”他国の普通”は違うんですよね~。ホンマ「普通はない」って言う言葉の通りやなぁっていろんなところで思う日々です。
さて、そんなペルーで私が学んだこと。それは一見矛盾したようなことなんですが、これができるようになってからイライラしたりハラハラしたり心配になったりしなくなったのです。すごく心が穏やかになりました。
その学んだこととは・・・?
楽しみにするけど待たない
です。ね、矛盾してると思うでしょ?「楽しみにしてるんだから待ってるんちゃうん?」って。だけど、違うんですよ。
待ってると、予定通りにつかなかったときに「待ってるのに着かへん」とつかないことに気持ちが向いていきます。「なんでなん!?」「まだ!?」「どうなってるの!?」「無くなったん!?」気持ちがざわつきだします。けれど、楽しみにだけしてると心がざわつかないんです。もしも届かなくても、そもそも待っていないから楽しいわくわくした気持ち、ウキウキした気持ちだけが残るんです。
難しいですか?笑
私も難しかった。けどできるようになったらその極意が分かるようになりました。ぜひこれをたくさんの人に身に着けてほしい!と思う日々です。だって、心が穏やかに明るく生きる人が増えてほしいから。
「そうは言うけどさ、TORO母ちゃんはペルーでできるようになったんやろ?ペルー行けへん自分には無理やん」
なんて声が聞こえてきます。が、「安心してください、できるんですよ」←イギリスで大きな笑いを誘ったあのネタをちょっと拝借しました。
昨日の記事「自分の問題と人の問題は分けて手放す」がポイントです。
どういうことかというと「自分のことだけしか解決できない」のが人間なので、自分以外の事は手放すのです。
今回の荷物を例にお話しすると、荷物自体は私の物だけれど荷物が私の手元に来るまでの流れは第三者やその時の状況、つまり私以外の何かの範疇です。例えば早くしてとお願いはできてもそれが実際どうなるかについては(その人がどうするかは)私には動かせません。
- 楽しみにしていてそれを受け取る予定なのは私
- その荷物を持ってくるのは私以外の人
なので、私にできることは楽しみにすること、早くしてとお願いすること。それ以外の手元に来るまでの事はそこにかかわる人や状況の問題なので・・・もうお分かりですよね♪
そう、私にはどうにもできないのです。どうにもできない事にソワソワしたりハラハラしたりイライラしたりするよりも、そこはもう手放して楽しみな気持ちだけを持ちながら過ごしている方が心が軽やかに過ごせるというわけです。
そしても~~しも、届かなかったときも待っていないから気楽です。待っていないという事は届くかどうかは不確実なわけですから。残念な気持ちにはなるけれど、待っていた時よりは気持ちが楽。あ、もちろん購入したものなら販売元へ届かない事の対応をお願いして再発送してもらうとか対応することは必要ですが。
え~~!?そんなん言うても腹立つやん!
というあなた、そういう方もいると思います。人はみんな一緒じゃないから。けれど、予定していたものが届かない事、その予定通りに事が運ばないことに異常なまでにそわそわイライラしていた私が、この「手放す」をするようになってから大きく変わったのです。
「あれ、まだなの。まぁしょうがないよね~(他人がする行動や状況を私が変えれるわけじゃないしなぁ)いつか届いては欲しいけど」
と思うようになっています。そして、本当に穏やかに過ごせてます。
それを証拠に、なんと今回の荷物も当初の予定では去年の3月にはもう届いているはずだったのです。それが今、ですから。しかもペルーに到着してからも通関の手続きやら倉庫の問題やらで伸びて伸びてやっと今なんです。それでも今は穏やかに楽しみにだけしています。
とは言え「手放す」を知るまではイライラして何度も「まだなん?」って聞いたけど。それが今じゃ「まぁ来るときゃ来るだろう。食べ物腐ってたらやだなぁ~笑」です。
もちろん何度も言いますが、人はそれぞれ違うのでそれでも待つことにイライラを覚える人もいると思います。でも、もしかして心が楽になるかもしれないのでこの方法を試してみるのもありだと思いますよ。自分には違うな、と思ったら別の方法を試せばいいのですから。
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そんなあなたが生きづらさを手放して明るく生きていけるように、一緒に問題の所有者を探して、あなた自身の本当の問題を見つけてそれを解決する方法をあなた主体で一緒に探します。
人は誰もが明るく心豊かに生きていくために生まれてきたはず。人は人、自分は自分。あたたかい自分ファーストで生きていきたい方応援しています。
ペルーと日本、時差が14時間、距離も地球のあっちとこっちほどあるけれど、今はインターネットの国際通話があるのでネット環境さえあれば気軽に会話ができる時代。一人で悶々とせず一緒に解決していきましょう。
異国に住む日本人に興味があるという人もOKです。
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最後まで読んでくれてありがとうございます。
TORO母ちゃんでした!